新築からはじめて外壁を塗り替えを計画している方は、業者選びから塗料のことなどいろいろなことを考えなければいけないことがたくさんあります。
あまりなじみのない塗装用語ですが、知っているだけでも見積書を見るときなどに役立ちますので外壁塗装の用語についてご説明いたします。
透明性に優れているので、素材そのものの色をくっきり見せる効果があります。また、経済的で重ね塗りができるため、短いサイクルで別の色に塗替えることもできます。
外壁塗装でいう上げ裏は、屋根の出っ張り部分(軒)の下から見上げた部分のこと。軒天井(のきてんじょう)、軒天(のきてん)ともいいます。
仮設足場時、落下防止を目的としてウケ口状に飛び出して仮設する足場のこと。
工事を行なう場合の仮設作業床、従業員の通路などの目的で構成された木製または鋼製の仮設物のことをいいます。塗装作業の安全性と作業効率のために設置し、飛散防止ネットは高圧洗浄の際の水や塗料の飛散を防止するために設置します。
耐水堅紙などの芯筒に繊維毛を植毛した塗装具のことです。ハケよりも高い技術は必要なく、均一な塗膜を形成できることから近年非常に多く使われています。
ウレタン樹脂に顔料などを加えてつくられた塗料のことです。ウレタン系塗料の耐久年数は8~10年程度になります。柔らかく密着性が良いため下地によっては細かい部分の塗装に適しています。
空気を使わず塗料そのものに高圧をかけて、スプレーから噴射して塗装を行う方法です。
モルタル・エポキシ樹脂・ウレタン樹脂など、反応硬化型の材料で二液を混合してから使用可能な時間の長さのことです。
主に鉄部の汚れや木部の古い塗装面の除去など、塗装をする前に塗装面を滑らかにすることで塗料の付着を良くします。 専用のケレン用具や電動工具を使いサビ、塗膜を落とします。
塗装工事の前段階に行う処理です。劣化塗膜の軽度のケレンや付着汚れ、水や温水を電動ポンプで圧送しノズルから噴射する機械を使用して洗浄することをいいます。
デザイン性に優れたサイディングを保護するための塗料です。色は無色透明で、紫外線やサイディングの意匠、ひび割れ、反り返りから保護するための塗膜を構成します。
下地の乾燥・汚れ・付着物の除去・穴埋め・吸い込み止めやアルカリ止めなどのためにシーラーを塗るなど施工に適するよう下地をあらかじめ整えることをいいます。
英語のシール「しっかりと封をする」という意味からきた言葉でコンクリート面など塗料の吸い込みのあるものに使用する塗料の密着を良くするために塗る下塗り材のことをいいます。
シリコンを含有し汚れにくさと耐久性を両立させた塗料で、現在では最もコストパフォーマンスの良い塗料のことをいいます。
塗膜表面に付着した汚れを水分で浮かせ、雨水とともに流し落とす汚れにくい塗料のこと。
外壁の劣化現象のひとつで塗り替えして時間が経つにつれ、塗装面の色があせること。塗膜の耐候性不良等により引き起こされます。
外壁を触った時に手に白い粉のようなものが付く現象をチョーキングといいます。長い間、雨、紫外線などにさらされて劣化により塗膜が粉状になり、防水性が悪化している状態をいいます。
材料を塗料の中に漬け込んで塗装することをいいます。
性能・仕上げを発揮するに最低限必要とする量を塗付量(一般にkg/㎡)という。これにロス見込み量を上積みしたものが所要量(kg/㎡)で吹付け工事で用いる。 塗坪∞㎡/缶は施工業者の見積目安のためにいわれる。塗付量は接着剤などで用いられる。
下塗りと上塗りの中間に塗る層で上塗りの補強の役割を果たします。中塗りは本塗装の1回目としての意味で使われ、3回塗りの塗装工程のうち2番目の工程です。
下塗り・中塗り・上塗りと組成の異なった塗料を塗り重ねて仕上げた塗膜のことです。
プライマーとはプライマリーから来た言葉で「最初の」という意味があり、シーラーと同じ意味で使われることが多くあります。
最終的な塗装のことをいいます。現在の塗料のメーカー仕様は、外壁面、屋根面ともに計3回塗りが一般的です。下塗り → 中塗り(本塗装1回目)→ 上塗り(本塗装2回目)の計3回になっています。
塗装時、塗料の付着を防ぐ部分を覆うこと。
れんがやブロック造り、PC工法などのつなぎ目。
砂とセメントと水を交ぜわせて作る建築材料のことをいいます。
塗料を薄め塗装し易くします。特有の臭気があり、引火性なので取り扱いには注意が必要です。
塗料が着いて困る部分や窓、ベランダの床などをビニールシートで覆い塗料のはみ出しを防いで仕上がりをキレイにします。
移動足場のことをいいます。
透明な被膜を形成する塗料。天然または合成の樹脂を溶媒に溶かしたもの。